美しい村チーム(休眠中)

「美しい村倶楽部」のあゆみ

2011年に行われた「日本で最も美しい村」の講演をきっかけに、   美しい村に行ってみたいという会員からの要望で発足した倶楽部です。 「日本で最も美しい村」に認定された町村は、住民が1万人以下で、美しく多様な集落景観、生活の営みの中で育まれてきた歴史遺産があります。 「美しい村倶楽部」は、私たちが忘れていた日本の本当の美しさや継承されてきた文化を学び、それらを守り続けている住民の方々とのふれあいを持ちながら旅をしています。


 

「日本で最も美しい村®」とは

 特別非営利活動法人「日本で最も美しい村」連合(通称、美しい村連合)は、2005年に7つの町村からスタートしました。 その頃平成の大合併と言われた時期で、市町村合併が促進され、小さくて素晴らしい地域資源や美しい景観を持つ村の存続が難しくなってきておりましたが、フランスの素朴な美しい村を厳選し持続する「フランスの最も美しい村」運動に範をとり、失ったら二度と取り戻せない農山漁村の景観・文化を守りつつ、日本の最も美しい村としての自立を目指す運動として初められました。

 

※ 「日本で最も美しい村連合」 ホームページ: http://utsukushii-mura.jp/ 

  

美しい村への旅

2018年現在、北海道から沖縄まで、63町村が「日本で最も美しい村」に認定されています。 「美しい村倶楽部」では、設立以来、7年間に12か所の美しい村を訪問しています。

長野県には8つの美しい村があり、地理的にも比較的行きやすい地域でもあり、大鹿村、木曽町、南木曽町、高山村、小川町を訪れました。

大鹿村では江戸時代から農民の最大の娯楽として伝承されてきた「大鹿歌舞伎」を鑑賞。春と秋の年2回村民による歌舞伎で、我々も小銭をチリ紙に巻いて作ったおひねりを舞台に投げる伝統に参加して楽しんできました。


木曽町では開田高原で日本在来馬である木曽馬牧場を訪問しました。種馬の保存に取り組んでおられる保存会のお話を聞きましたが、木曽馬はおとなしい性格で目が優しく、見ているだけで癒されました。


南木曽町では江戸から42番目の宿場として作られた中山道沿いの妻籠宿を散策しました。町と住民が一体となって美しい村の活動に取り組んでおられる事を知り、江戸時代の宿場の姿を色濃く残している町並みの散策がタイムスリップしたような思いをしました。


静岡県松崎町では、建物の壁面に平瓦を貼り、目地を漆喰でかまぼこ状に盛り上げるなまこ壁の建造物が特徴的で、松崎蔵つくり隊によるこの技術の伝承や町並みの整備のお話では伝統を守る事の意義と大変さを感じました。


川根本町では、大井川から立ち込める川霧と切り立った渓谷の自然環境が上質なお茶を育む土壌となり、銘茶川根茶が作られています。高地でお茶農家を営む天空の茶畑を訪問、土づくりに拘った川根煎茶をご馳走になりましたが、そのまろやかな甘みに驚かされました。


 

美しい村倶楽部は、ツアー以外にも美しい村の情報交換をしたり、日本だけでなく世界の最も美しい村についての講演を開催したり、観光だけでない学びもある旅を通して会員との交流を深めています。

 

あなたも「美しい村倶楽部」で日本の美しい村を一緒に訪ねてみませんか?